【定番お題】今日もおつかれ!仕事あるある575(2026.09)

仕事のあるある、やる気、会議、休憩前の気持ち。今日の「おつかれ」を五七五にして、ゆるく吐き出して供養しちゃいましょう。やりきった達成感に、上司や部下の愚痴まで。社会生活は悲喜こもごも。急いでるときに限って、コピー機は用紙切れ。忘れないように書いたメモはどこかに紛失。あぁ、あるある…毎日お仕事おつかれさまです!
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仕事のあるある、やる気、会議、休憩前の気持ち。今日の「おつかれ」を五七五にして、ゆるく吐き出して供養しちゃいましょう。やりきった達成感に、上司や部下の愚痴まで。社会生活は悲喜こもごも。急いでるときに限って、コピー機は用紙切れ。忘れないように書いたメモはどこかに紛失。あぁ、あるある…毎日お仕事おつかれさまです!
「今日もおつかれ!仕事あるある575」へご応募いただき、ありがとうございました。今回は66作品ものご応募をいただきました。毎日の仕事で感じる小さな不満や思わず笑ってしまう出来事、働く人ならではの苦労や喜びまで、さまざまな職場の風景が五七五に詰め込まれました。仕事のかたちは違っても、共感できる瞬間がたくさんあることを改めて感じさせてくれる作品が集まりました。
今回の作品を通して印象的だったのは、現代の職場が抱える矛盾や変化を、身近な言葉で巧みに表現した句が多かったことです。残業削減やペーパーレス化、コンプライアンス、カスタマーハラスメント、テレワーク、AIの活用など、今の時代ならではの話題が数多く登場しました。仕事を取り巻く環境は大きく変わっているものの、その変化に戸惑ったり、新しい仕組みに振り回されたりする人間の姿は、いつの時代も変わらないのかもしれません。
なかでも印象に残ったのは、理想と現実の食い違いをユーモアや皮肉に変えた作品です。働きやすくするための制度が、かえって働く人の負担になっていたり、効率化を目指す取り組みそのものが非効率だったり。普段は何となく見過ごしてしまう職場の不思議を、わずか十七音ほどの言葉で浮かび上がらせるところに、川柳ならではの面白さがあります。
一方で、仕事終わりの電話、帰宅間際のメール、突然の仕様変更、月曜日の憂うつなど、時代が変わっても色あせない「仕事あるある」も楽しませてくれました。大きな社会問題でなくても、日々の小さな出来事を自分らしい視点で切り取れば、立派な一句になります。読み手が思わず「わかる!」とうなずいてしまうような共感の力も、今回のお題の大きな魅力でした。
また、AIやチャットを題材にした作品が多かったことも今回の特徴です。仕事を助けてくれる便利な存在でありながら、ときには上司より頼りになったり、思いがけない指摘を受けたりする。新しい技術と働く人との距離感を、親しみのある笑いに変えた作品には、現代の仕事風景がよく表れていました。
選考では、お題との結びつきや共感のしやすさに加え、着眼点の独自性、言葉の組み立て、読み終えたあとに残る余韻を重視しました。特に、状況を説明しすぎず、一つの場面や行動によって職場の実態を想像させる作品を高く評価しています。今回の入賞作品はいずれも、働くことの矛盾や苦労を鋭く捉えながら、短い言葉で読み手に強い印象を残してくれました。
毎日の仕事には、うれしいこともあれば、ため息をつきたくなることもあります。それでも、そんな一日を五七五にしてみると、不思議と少し笑えたり、気持ちが軽くなったりするものです。今回寄せられた作品の一つひとつから、働く皆さんのさまざまな思いや日常が伝わってきました。たくさんのご応募、本当にありがとうございました。明日もまた、ほどほどに頑張りましょう。今日も一日、おつかれさまでした!


AIが仕事の身近な道具となった今だからこそ生まれた、時代を感じさせる一句です。
「チャッピー作」という親しみやすい言葉から始まり、最後は上司の「君の言葉で」というひと言で締めくくられます。この展開が実に巧みで、読み終えた瞬間に思わず笑ってしまいます。
AIに文章を作ってもらえば仕事は早く進むものの、どこか自分らしさが欠けてしまう。その微妙な違和感を、上司のたったひと言によって浮かび上がらせています。
面白いのは、上司がAIの利用そのものを否定しているわけではないようにも読めるところです。便利な道具を使うことと、自分の考えを自分の言葉で伝えること。その両立の難しさが、さりげなく描かれています。
新しい時代の仕事あるあるを、会話形式の軽妙なユーモアに仕上げた作品です。現代性、共感性、結末の鮮やかさを評価して銀賞に選びました。

毎日の仕事に追われる人のささやかな願いを、飾らない言葉で表現した一句です。
「今日こそは」という出だしから、これまで何度も同じ願いが叶わなかったことが想像できます。特別な出来事を描いているわけではないのに、働く人の日常が自然と目に浮かんできます。
特に「明るいうちに」という表現が印象的です。「定時で帰りたい」「早く帰りたい」と直接言うのではなく、外がまだ明るい時間に帰宅するという、ごく当たり前にも思える願いに置き換えています。その控えめな表現が、かえって日々の忙しさや疲れを感じさせます。
仕事が嫌いというわけでも、何かに強く不満をぶつけているわけでもない。ただ、今日は少し早く帰りたい。そんな素直な気持ちには、多くの働く人が共感するのではないでしょうか。
派手な言葉遊びや大きな笑いはありませんが、日常の一瞬を切り取ることで読み手の心に届く作品です。仕事あるあるの持つ共感の魅力を、まっすぐに伝えてくれた一句として銅賞に選びました。
「ノー残業」という、一見すると働き方改革の成果を示す言葉。その裏側にある矛盾を、見事に五七五へ凝縮した一句です。
残業をなくすために、本来休むべき休日を削って働く。そんな本末転倒な職場の実態を、怒りや嘆きを直接口にすることなく、淡々と描いているところが秀逸です。
特に「削って守る」という表現が効果的です。何かを守るために別の何かを犠牲にするという構図が鮮明になり、結びの「ノー残業」に強い皮肉が生まれています。
働き方改革が進む現代だからこそ響く、社会風刺と仕事あるあるの両方を兼ね備えた作品。短い言葉の中に問題提起と笑えないおかしさが共存している点を高く評価し、金賞に選びました。